超親日国アゼルバイジャン!どんな国?親日の理由は?【VIVANT】ロケ地

大ヒットドラマ『VIVANT(ヴィヴァン』の続編放送が決定し、大きな話題となっています。
中でも特に注目を集めているのが、ロケ地として有力視されているアゼルバイジャン 。
日本ではあまりなじみのない国ですが、実は超がつくほどの「親日国」なんです。どんな国なのでしょうか。
そこで今回は、『VIVANT(ヴィヴァン』のロケ地アゼルバイジャンの基本情報となぜ親日国なのかを紹介します。
VIVANTのロケ地:アゼルバイジャン
2025年6月11日、TBSの大人気ドラマ『VIVANT』の続編が2026年に放送されることが発表されました。
『VIVANT』といえば、圧倒的なスケールの映像。
前作はモンゴルで約2ヶ月半に及ぶ長期ロケが行われたことから、ロケ地がどこかも話題になっています。
福田監督から出されたロケ地のヒントは、「超親日国」と他4つのキーワード。

2025年夏以降の撮影のため、「ロケ地はアゼルバイジャン」と明言はされていないのですが、公式SNSには明らかにアゼルバイジャンな写真が載っているんですよね。
超親日国・アゼルバイジャンってどんな国?

アゼルバイジャンは、東ヨーロッパと西アジアの境界に位置する旧ソ連の国です。
北はロシア、西はアルメニア、南はイラン、そして東はカスピ海に面しています。
- 正式名称:アゼルバイジャン共和国 (Republic of Azerbaijan)
- 面積:86,600㎢(日本378,000㎢の約4分の1)
- 人口:1,050万人(2024年、国連人口基金調べ)
- 首都:バクー
- 言語:アゼルバイジャン語、ロシア語
- 宗教:イスラム教(シーア派)
アゼルバイジャンは地理的に、中国~ヨーロッパを結ぶ東西ルート、ロシア~中東・インドを結ぶ南北ルートの交差点に位置しており、古代から東西南北をつなぐ重要な通商路として栄えていました。
近年では石油資源で経済が発展し、都市部では高層ビルや近代的なインフラも充実しています。
『VIVANT』の世界観に合う魅力的な街
アゼルバイジャンは、シルクロードの要所として栄えた歴史ある国。
『VIVANT』の世界観に合いそうな魅力的な街がいくつもあります。
シェキ
シェキの中でも有名なのが「キャラバンサライ」と呼ばれる宿泊施設。
18世紀のシルクロード時代に使われていたこの石造りの建物は、まるで中世の商人の世界にタイムスリップしたかのようです。
実際に、『VIVANT』公式Xで「キャラバンサライ」の写真が使われています。
— 日曜劇場『VIVANT』【公式】 (@TBS_VIVANT) June 10, 2025
首都バクーの旧市街
もう一つの有力なロケ地候補が、首都バクーにある旧市街(イチェリ・シェヘル)。
こちらは世界遺産にも登録されており、城壁に囲まれた町並みが特徴で、モスクや王宮跡、バザールなど、歴史を感じる風景が広がります。
旧市街(イチェリ・シェヘル)に着いた瞬間、空気がガラリと変わった。
— はるさめ (@hato__popoo) June 3, 2025
近代的なビル群や広々とした大通りから一歩踏み込むと、狭い石畳の路地と重厚な城壁。時間が巻き戻されたかのような静けさ。 pic.twitter.com/LTFGkBwtFy
どちらの街も雰囲気があって、写真を見ているだけで物語がはじまりそうですよね!
アゼルバイジャンを舞台に、どんな物語が作られていくか今からとても楽しみです。
アゼルバイジャンが親日国の理由は?
アゼルバイジャンは、日本に対して友好的な感情を持つ人が多い超がつくほどの「親日国」なんです。
その証拠になんと、世界で唯一日本だけが無料でビザを取ることができるんです!
アゼルバイジャンが超親日国なのは、いくつか理由があります。
日本のインフラ・技術支援への感謝
日本はアゼルバイジャンのインフラ整備や教育支援、災害対策プロジェクトに多く協力してきました。
その総額では、2021年度までんい 1,100億円超と言われています。
その結果、現地では「日本=信頼できる国」というイメージが強いようです。
アニメ・文化の影響
日本のアニメやマンガ、和食文化はアゼルバイジャンの若者を中心に人気となっています。
現地の大学では日本語を学べるコースがあるところもあるんですよ。
エルトゥールル号事件
アゼルバイジャンが、日本に対して友好的な感情を持つ理由として忘れてはならないのが、エルトゥールル号事件です。
1890年(明治23年)、600名を超えるトルコ(旧オスマン帝国)の親善使節団を乗せた軍艦・エルトゥールル号が、日本からの帰途、和歌山県沖で台風に遭い沈没。
多くの乗組員が命を落とす大惨事となる中、地元住民たちは全力で生存者を救助し、看病しました。
その後、日本は軍艦で生存者をトルコまで送り届け、この出来事は「トルコと日本の絆の始まり」として語り継がれています。
実は、アゼルバイジャンの人口の大半はトルコ系民族。
隣国のトルコとは「1つの民族、2つの国家(One nation, two states)」と表現されるほど、文化・言語・宗教的に近く、アゼルバイジャンの人々にもエルトゥール号のこと深く共有されているのかもしれません。
まとめ
アゼルバイジャンは、親日的で、歴史も文化も奥深い魅力的な国。
日本ではまだあまり知られていない国ですが、ドラマ『VIVANT』をきっかけにその魅力が広まりそうです。
大阪・関西万博にパビリオンがあるので、どんな国か気になる方は訪ねてみてはいかがでしょうか。
